太りたい人が体重を増やすために必要な「1日の食事回数」。
体重を増やすためには「1日2食」もしくは「1日5食」食べたほうがいい、など色々な話を耳にしますが、痩せ型にとっての正しい食事回数は何回がよいのでしょうか？
そこで本コラムでは、『太りたい人におすすめの食事回数』についてお伝えしていきます。
太りたい人の食事回数の基本
「1日3食」が基本
太るためには、朝昼晩の「1日3食」をしっかり食べることが基本です。
食事から必要なカロリーが摂れていないと、「摂取カロリー＜消費カロリー」の状態になり、痩せてしまいます。
朝は忙しかったり、食欲がなかったりと、朝食を抜く方も多いですが、朝食を抜いてしまうとエネルギー不足になり、痩せやすい体質に…。
痩せ型は1日3食を欠かさずに食べることが太るための大原則になります。
朝食は1日の活力を生む
痩せ型が太るためには、長時間の空腹状態を作らないことが重要です。
人間の体は空腹状態になると、筋肉や脂肪を分解してエネルギーを作ろうとします。朝食を食べないと前日の夜～翌日の昼まで何も食べていない状態になってしまい、これでは太ることは厳しくなります。
朝食は、果物やヨーグルトなど、手軽に食べれるもので構いません。無理のない範囲で朝食はしっかり食べるようにしましょう。
「1日2食」は太れない！
食事回数を減らして「1日2食」にすると太りやすくなると言われていますが、それは力士の食事法。痩せ型に「1日2食」はおすすめしません。
空腹時間が長くなると飢餓状態になり、栄養を吸収しようとして、食べたときに脂肪が蓄積されやすくなります。
このメカニズムを利用して、力士は昼と夜の2食をがっつり食べてエネルギー摂取しているわけですが、一般人とは比べものにならないような量を一度に食べます。
1日の摂取カロリーの目安は、男性2600kcal程度、女性2000kcal程度と言われており、痩せ型がこの量を2食で賄うのは大変です。
痩せが食事回数を減らすことで起こるデメリット
たしかに食事回数を減らすことで栄養吸収率は上がりますが、「1日2食」には次の問題点もあります。
- 総摂取カロリーが減少する
- 空腹時に痩せていく
１つ目に、食事回数を減らすことで「1日の総摂取カロリーが減少」してしまいます。
もともと1日に必要なカロリーが不足している痩せ型が、食事回数を減らしてしまうと、さらなるカロリー不足に陥りかねません。
また２つ目に、人は「空腹時に痩せていく」ということ。
人間は体内のブドウ糖を分解してエネルギーを作り出しますが、食事を抜いて空腹時間が長くなると、筋肉や脂肪が分解され、どんどん痩せていきます。
そもそも量をあまり食べれない痩せ型は、無理して2食にせずに、食べる回数を分けて一日のカロリー摂取量を増やすことに専念した方がいいでしょう。
太りたい人の食事回数は「1日5食」が理想！
「1日5食」が理想
1日3食しっかり食べることを基本に、太りたい人は食事回数を増やすのがポイントです。
理想は朝昼晩の3食に、1～2回の間食をプラスした「1日5食」。
痩せている人は「食べる量」「食べる回数」が少ないことも原因の一つであり、適度におやつ（間食）を食べることで空腹状態を避け、筋肉や脂肪の分解を防ぐことにもつながります。
小食気味で一度にたくさんの量を食べれないという方は、間食を取り入れることで一日の総摂取エネルギーを増やすことができます。
おにぎりやナッツなど小腹を満たす程度の食べ物でかまいません。間食を上手に取り入れましょう。
太りたい人の間食タイミング
太りたい人は、長時間の空腹状態を作らないことが重要です。
そこで、間食のタイミングは、食事と食事の時間が空きやすい「昼食と夕食の間」「夕食後の夜食」に摂るのがおすすめです。
ただし、間食を食べすぎて夕食が食べれなくなってしまっては本末転倒。また、夜遅くの夜食は胃への負担が大きく、翌日の胃もたれの原因にもなるので、夜食は寝る2～3時間前までに食べ終えるようにしましょう。
太りたい人は食事回数だけでなく、何を食べるかも重要！
太りたいからと言って、ただ食事回数を増やせば良いわけではありません。健康的に体重を増やすためには「何を食べるか」も重要です
よく太ろうとして、深夜にカップラーメンやポテトチップスなどのジャンクフードやスナック菓子を食べる人もいますが、これは完全に逆効果。不健康の極みであり、糖尿病や生活習慣病リスクも高まります。
太りたい人も、ただ内臓脂肪だけがつく、メタボリックな太り方はしたくないですよね。
効率よくキレイに太るためには、炭水化物（白米）を中心に、たんぱく質や脂質、ビタミン・ミネラル、食物繊維をバランスよく摂取できる食事を心がけましょう。
【まとめ】食事回数を増やして効率的に増量しよう！
太りたい人の食事回数は、「1日3食」を基本に、「＋1～2回の間食」を取り入れて、カロリーを増やすのが理想です。
少食気味な人は、少ない量でも小分けにして食べることで、1日の総摂取カロリーを増やすことができます。
PS. お肉をがっつり食べた日には、大根おろしを添えたり、食後のデザートにパイナップルやキウイなど、酵素を含む果物・食材を一緒に食べることで、栄養吸収率が高まり、太るサポートにつながります！
