管理栄養士が監修&執筆!健康的に太るための情報メディア

太る食事と痩せる食事

太る食事と痩せる食事

“太る食事” と “痩せる食事” って何が違うの?!

単に「高カロリー≒太る」「低カロリー≒痩せる」 と思っていませんか?カロリーばかりに目を向けても、ダイエット&デブエットにはつながりません!

そこで本コラムでは、「太る食事」「健康的に太る食事」「痩せる食事」について、それぞれご紹介します!

食べるとヤバイ・・・「太る食事」

ジャンクフード

太る食事の条件(メカニズム)

炭水化物(糖質)を摂ると体脂肪が付きやすくなります

ダイエットでは “糖質制限” が有名ですよね。糖質を過剰に摂取すると、血糖値が急激に上昇し、それを下げようとインスリンが大量に分泌されます。このとき、ブドウ糖が中性脂肪に変わり、内臓脂肪としてため込まれます。

これが太るメカニズムであり、糖質は太るキーワードです。

太る食べ物

最も太る食べ物ランキング1位は「ポテトチップス」

ちなみに、2位は「フライドポテト」、3位は「ソーセージやベーコンといった加工肉」という結果に。

最も太る食べ物ランキング 1位ポテトチップス 2位フライドポテト 3位加工肉

シンガポール国立大学の研究によると、肥満の原因になる食べ物は、マーガリンやバター、揚げ物、油でソテーした料理、ポテトチップス、フライドポテト、加工肉、砂糖入りの清涼飲料水といった、糖質・油分の多い添加物であり、その中でも「ポテトチップス」は最も太る食べ物であるという研究結果が出ています。

ポテトチップスは満腹感が少ないため、つい食べすぎてしまい、糖質過多、塩分過多、カロリーオーバーになってしまいやすい、究極のデブ食。数ある食品のなかでも、ポテトチップスの悪影響は群を抜いています。

体重を増やしたい人も、内臓脂肪たっぷりの不健康な太り方はしたくないですよね。

※シンガポール国立大学が、イギリスに住む7歳~13歳の子供4,646人の参加者を対象にした調査結果

健康的に太る食事

栄養豊富な料理

健康的に太る食事の条件

  • 五大栄養素をしっかり摂る
  • 血糖値の急上昇は避ける

①五大栄養素をしっかり摂る

健康的かつキレイに体重を増やすためには、「五大栄養素」をバランスよく摂取することが大切です。

五大栄養素とは「炭水化物(糖質)」「たんぱく質」「脂質」「ビタミン」「ミネラル」のことであり、筋肉の材料となるたんぱく質、代謝活動や身体機能を維持するビタミン・ミネラルの摂取は欠かせません。

痩せている方が効率的に身体を大きくするためには、必要な栄養素をしっかり摂取しながらエネルギーを増やしていく必要があります。

②血糖値の急上昇は避ける

糖質を摂取すると血糖値が上がり脂肪が付やすくなりますが、血糖値が急上昇すると、高血糖・低血糖を招き “糖尿病の原因” にもなります。太りたいからと言って炭水化物(糖質)をドカ食いするのはナンセンス。

血糖値は一定に保つのが理想であり、血糖値が急上昇するような過度な食事は避けるようにしましょう。

血糖値の急上昇を避けるには、

①ゆっくりよく噛んで食べる
②「野菜 → お肉 → ごはん・麺類」の順番で食べる
③「酢」を味方につける

のがポイント。

酢には、血糖値の急上昇を抑える作用があるため、ギョーザなどを酢につけて食べるのはおすすめです。

以下記事では「健康的に太る食事」について管理栄養士が詳しく解説しています!

健康的に太る食べ物

健康的に太りたい方におすすめの食事は「和定食」です。

和食

一汁三菜で構成された献立(和定食)は、五大栄養素をバランスよく摂取できます。

●炭水化物(糖質)
ごはん、いも、果物

●たんぱく質
お魚、お肉、納豆、卵

●身体にいい脂質
お魚

●ビタミン
野菜、きのこ

●ミネラル
お魚、お味噌汁

日本人にとって最も身近な「白米」には、炭水化物(糖質)の他に、ビタミン・ミネラル・食物繊維など栄養価がバランスよく含まれ、手軽にカロリーを増やせる万能食材。

主食にごはん。おかずにたんぱく質の豊富な鶏肉や卵、納豆やチーズを使った料理。ビタミン摂取に野菜を取り入れて、栄養バランスの良い健康的な食生活を心がけましょう。

その他、「おにぎり、カレーライス、いも、バナナ、麺類、ナッツ類」もおすすめ。

以下記事では、高カロリーで栄養価の高い「健康的に太れる食べ物」をカテゴリ別ランキング形式で詳しく紹介しています!

痩せる食事

ヘルシーフードとメジャー

痩せる食事の条件

・低GI食品(血糖値の上昇が少ない)
・食物繊維やビタミンが豊富
・良質な油を含む

痩せる食事の基本といえば「低GI食品」。血糖値の上昇を穏やかにすれば、インスリンの分泌が少なくなり、脂肪の蓄積を抑えることができます。

また、「食物繊維」は腸内の代謝機能を高めて老廃物の吸収を抑え、不要なものを排泄する働きがあります。脳に直接働きかけて食欲をダイレクトに抑える効果もあるため、まさにダイエットには最強の食べ物と言えるでしょう。

さらに、「ビタミン」は体の “潤滑油” のような役割を果たし、エネルギーをサポートします。

痩せたい人は「良質な油」を適量摂取することで血糖値が安定し、腹持ちが良くなり、不要な間食を防ぐことができます。

痩せる食べ物

低GI食品といえば、「大豆製品、ヨーグルト、バナナ、りんご、いもようかん」が有名です。ダイエット中のおやつには「大豆焼き菓子」がおすすめ。

豆腐料理

食物繊維が豊富な食材は「納豆、わかめ(海藻類)、ごぼうやセロリ、バナナ」など。

オクラ 納豆 海藻 とろろの丼ぶり

良質な油は「青魚(サンマ、サバ、アジ)、クルミ、アボカド、卵、チーズ、バター」に含まれています。特に青魚やクルミには、身体にいい脂質「オメガ3脂肪酸」が豊富に含まれており、血液サラサラ効果、美肌効果(シミ)が期待できます。

魚とアボカドの料理

ダイエット食と言えば「春雨、カロリーゼロ食品」が有名ですが、太りたい人が食べる増量食には向きません。

【まとめ】おすすめは「健康的に太る食事」

「太る食事」と「痩せる食事」についてご紹介しました。

ガリガリで体重を増やしたい人も、闇雲に炭水化物(糖質)を摂る太り方は不健康であり、おすすめしません。

健康的な食事は、太りたい人、痩せたい人、など目的問わず誰もが心がけるべきものであり、「痩せる食事」「不健康に太る食事」「健康的に太る食事」の違いを理解して、理想的なカラダを手に入れましょう!

この記事がお役にたったらシェアしてください!

※管理栄養士監修のもと専門性・信ぴょう性の高い内容を心がけ、掲載している情報については充分注意・確認をした上で掲載しておりますが、最新性や正確性を保証するものではありません。FUKLAではユーザー様に、より有益な情報をお届けしたいと考えており、もし誤った情報がございましたら、当ブログまでご一報いただけますと幸いです。

関連記事